事業場外みなし労働時間制と残業代

事業場外みなし労働時間制で働いているが、どうにも実際の労働時間と給料が見合っていない気がする、残業をさせられているのに残業代が出ていないが、これは違法な労働ではないのかと思っている人がいるかもしれません。

事業場外みなし労働時間制は主に外勤活動をしている営業部員などに適用されることが多い労働制度で、何時間働いても予め決められた時間だけ働いたものとみなされてしまいます。みなし時間が8時間とされているのなら、実際の労働時間が10時間であろうが12時間であろうが8時間分の給料しか支払われず、残業代は支給されません。

この制度そのものは別に違法ではありませんが、適切に運用されている必要はあります。自分の会社ではなにか不適切な点がないかを確認しておくことは有用でしょう。まず、この制度は経営者が勝手に導入してよい制度ではありません。労働組合がある会社は組合との合意、組合がない会社の場合にも労働者の代表となる者との合意が必要なのです。

そのような合意がなされているのか、組合や代表者に確認することは有用です。また、みなし時間は常に8時間とか、その会社の所定労働時間にしなければならないと決められているわけでもありません。むしろ業務の実態を反映させたものであることが望まれます。

実態として8時間では終わらず10時間かかるような仕事だということであれば、それを組合や代表者に伝え、会社と交渉してもらってみなし時間を10時間にする方法はあります。もちろんこの合意が得られた場合は、事業場外みなし労働時間制であっても10時間分の給料は支給されますから、実質は残業代をもらえることになります。

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